
神頼みだとか占いだとかは信じない。同じ誕生日の人が皆揃って同じ性格や運命だなんて、不可解ではないか。今も基本的にその考えは変わらない。ところがこの、マヤ暦。友人があまりにも力説するので、試しに私の生まれ持った性格とやらを読んでみた。チラ読みするはずだったが、思い当たるふしが多すぎて、思わず読了してしまった。友人も口には出さないものの、私の性格そのものだと思っていたに違いないからこそ、しつこく勧めてきたのだろう。ニャロメー
以下のスクリーンショットは、全く取り合わなかった私に、友人が強引に送りつけてきた。
『束縛を嫌い、信念を大切にして自由に生きていこうとします』結婚3度目ですが、なにか?『多少わがままに見られることもありますが』ぐぬぬ。『ずば抜けた才能を持っており… 』やはりそうだったか!(飴とムチの法則)
その他なんだか大そうなことも書いてあるが、そこのところはそう思い込むことにして茶を濁す。

他を傷つけないことを前提に、人間ある程度わがままでいることは、精神衛生上好ましい。わがままを通すのは、時には勇気がいる。きっぱりと意思表示をする人間はわかりやすいので、扱いやすい。私自身、本音で接してくる人が好きだ。
Who cares? 母の再婚相手が口癖のように言っていたフレーズ。あまりにも頻繁に耳にしていたので、渡米後すぐに憶えたフレーズでもある。例えば、週日の夕飯にガーリックを使った料理が出ると、母は、翌朝学校で口臭に気をつけなさいと言う。すると、米国人である義理の父は、いいじゃん、と日本語で言い、「H〜i」(ハァーイ)と、思い切り息を吐きながら挨拶をすればいいと言う。そこに例のWho caresが続き、笑い飛ばすのだ。まあこれはあくまで例え話であり、彼自身だってそれを実行に移すようなことはない。とにかくそんなふうにして、アメリカ文化的な気楽さやおおらかさは、義理の父から学んだ。あらためて現在の自分を客観視し、生まれ育った国の文化とは真逆ともいえる気がまえが、いつにまにか身についていることに驚きを隠せない。
ちなみに彼は、『天才バカボン』の大ファン。「国境を超えてもバカはバカなのだ。」のような名セリフに共鳴するのだそう。母から、レレレのおじさんの決まり文句「お出かけですか?」と声をかけられては、嬉しそうにしている。
日本にいた頃どんな子供だったのか、あまり記憶にない。数年前、日本で中学の同級生達に再会した際、子供の頃の私とは違っているという声は特に聞こえなかった。みんなも私同様、子供の頃のことや、ましてや他人のことなど、特に記憶に残ってはいないのだろう。それでも、今ほどはっきりと意思表示をする子供だったとは考えられない。「周りに迷惑をかけない」という暗黙の了解的な日本文化を知らず知らずのうちに心がけていたかもしれないことは、大いにありえる。そうしないと、仲間はずれやいじめの対象になりかねないことを、子供ながらに察していたのではないだろうか。
さてマヤ暦ですが、下記URLページに生年月日を入力するだけでカンタンに割り出せます。リンクをクリックするのをためらう方もいらっしゃるかと、URLを載せます。
mayareki.biz/evryday-happy/your-kin/
ページにアクセスしたら、画面をスクロールし、「あなたの生まれた日の意味を調べてみましょう」のすぐ下にあるセクションに誕生日を入力し、[Kinの検索] をクリックする。
自覚していなかった性質を発見するなんてことも、あるかもしれません。
どんな自分も全部ひっくるめて認めると、本当に欲している、あるいは欲していない物事が明確になる。それは、思う通りの人生を生きることに繋がる。なぜなら、現実はセルフイメージが投影されたものであり、人生は潜在意識という名の映写機が投影しているイメージそのものだから。
<本日の1曲>