今朝方、ファイザー社のCOVID-19ワクチン接種を済ませてきた。すでに2度目の接種予約も5月半ばに入っている。
接種後数時間経過したが、接種痕の腫れは特に見られず、肘上の腕全体に軽い筋肉痛程度の痛みと微かな頭痛を感じるのみで、いまのところ全く異常なし。
帰宅への道すがら立ち寄った店で財布をバッグから取り出すと、挟んであったワクチン接種証明カードがカウンターにはらりと落ちた。拾い上げて財布に戻しながら、たった今ワクチン受けてきたことを店員さんに話した。すると、彼もちょうど今日あたりwalk-inで受けてみるつもりでいたところだとのことで、それから少しの間、いま話題の接種会場についてなどの会話を交わした。最新の映画なんかの話しをしているような感覚だった。つい最近、Museum of Natural Historyという、恐竜の骸骨なんかを展示している立派な博物館がCOVID-19ワクチン接種会場に加わり、そこで受けるのも記念になっていいかもしれないと候補に入れていたのだが、自宅からは少し距離がある場所なので断念し、近所の薬局で地味に済ませた。
今朝いっしょに順番を待っていた周りの人々は皆ジャージとかジョギングパンツとか部屋着っぽい服装の大学生くらいの人々ばかりであった。ニューヨークでは近頃ワクチン接種対象者が16歳以上になったのが関係しているのか。
1度目の接種を受けただけで感染・伝染率がかなり下がるという話だが、専門家はもちろん表立っては言えないのだろうが、いろいろなことが実のところいまひとつ定かではないというのが図星だとしても彼らを責める気にはなれない。なにしろこれは新型ウィルスなのだから。
CDCやWHO、政府の発表することは今までの経過からいって100%当てにはならないだろう。少なくとも1ヶ月後に控えている2度目の接種を終えるまでは、いままで通りの自粛生活を続けるのが懸命であろう。
ラクダシャツ、腹巻とパナマ帽、トランクひとつぶら下げて寅さんのようにフラリと旅に出られる日が来るのは、残念ながら今しばらく先の話になるだろう。変異種が大暴れして舵を切ることになるなどという事態もあるかもしれない。それでも、ワクチン接種が世界の新たなる幕開けという可能性へ踏み出す第一歩であることに変わりないのだ。
精神的に自由の身になれて、心がだいぶ軽くなった。ワクチン接種、おすすめですよ。

これは、写真を撮りたいと伝えたら、棚から出してきてくれたおもちゃの巨大注射器。後ろの壁に貼ってある写真にトナカイの赤い鼻をつけたおちゃめな先生が写っています。おかげで楽しく思い出深い接種セッションになりました。


<本日の1曲>