『My Octopus Teacher 』オクトパスの神秘:海の賢者は語る

『My Octopus Teacher』は、映像作家がタコとの友情を育み、海の神秘に魅せられるなかで得たものとは… という構成のドキュメンタリー映画。

タコが頭のいい生き物だということは、なんとなく知っていた。この映画を観て、タコが賢いだけでなく、極めて繊細な感情を持つ生き物であることを確信する。好物のタコ焼きには、突然のさよならを告げ、関係を解消した。

タコは海底を移動するとき、たくさんある脚を真ん中あたりで2房に分け、器用に二足歩行する。サメなどの敵から逃れる手段として、時にはいくつもの貝殻や小石を身体にぎっしりと引っ付けて隠れ蓑にし、時には昆布に擬態し昆布畑の隙間から鋭い目を覗かせ、敵の動きを冷静にさぐる。また時には咄嗟の判断でサッと海から上がり、岩場をスルスルと移動し追手から華麗に逃がれ、007も顔負けの一触即発アクションシーンを展開する。その当意即妙な知能の高さに、心底驚嘆した。

更に、タコは人間に懐く。寄り添って甘える仕草を見せる。魚達と戯れたりもする。

とりわけ、魚達と遊ぶシーンが衝撃的だ。タコが楽しんでいるのが明らかに伝わってくるその映像は、可憐な少女がキャッキャはしゃいでいるような錯覚を覚える。

ペスカタリアンいまふたたび

今後タコを口にしないと固く誓ったが、タコを食す人々を否定はしない。ペスカタリアン(タンパク質源を乳製品とシーフードに頼る食主義者)であることについて、以前の投稿で触れた。その後しばらくして、たまに鶏肉は口にするようになっていた。だが3月の外出制限下で入手する食料品を限定したことを機に、再び肉食を控えるようになり現在に至る。

鶏肉以外の家畜を口にしないのは、単に牛や豚や羊の愛らしい目を思い浮かべたら食べる気が失せたから。環境破壊を止めよう!だとかの高尚な目標を掲げてではない。今でも牛肉の赤ワイン煮込みは大好物だし、ハンバーガーやステーキ、焼肉なんかも好きだ。だが、今まで散々食べてきたのだし、もう引退してもいいかなと。

肉食を控えるようになってから何となく身体の調子もいいし、環境破壊*がかなり進んでしまった今となっては一石二鳥。

(*) 家畜飼育の牧場を増やすために伐採される森林が環境破壊の主な原因に繋がっている。肉食と環境破壊の関係性についてご興味のある方は、国際環境保護団体グリーンピースのサイト内のこちらの記事がおすすめです。「肉食と環境破壊の驚くべき意外な関係」

肉食主義者を否定する気はない。宗教信者に対して抱く観念と同じく(宗教自体については懐疑的)ニュートラルなスタンスだ。宗教でも音楽でもなんでも、心の支えになるなど、個々の心身に好影響を及ぼすのであれば大いに結構なことだと思う。それに、若者や育ち盛りの子供達にとっては特に、手っ取り早く栄養補給可能な肉食は不可欠であろう。

<本日の1曲>

John Lennon – (Just Like) Starting Over

『My Octopus Teacher』オクトパスの神秘:海の賢者は語る

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