おそるおそるの外出 万国共通の性格診断小道具

IMG_2286おそるおそる外へ出てみた。2週間ぶりだった。映画28 Days Laterの世界さながらのマンハッタンは人影まばらではあるが、人との接触はできるだけ避けるに越したことはないので、ハドソンリバー方面へ向かう。川まで3ブロックの道のりを、日の暮れかかる空をときおり仰ぎ見ながら、目一杯の深呼吸をしつつ、噛みしめるようにゆっくりと歩を進める。ハドソンリバー沿いの遊歩道は、自転車やジョギングを楽しむ人など、想像していたよりもずっと多い人出だった。川まで歩くことはあきらめて引き返す。IMG_2301

世界共通の性格診断小道具

人見知りの筆者にとって、いちばん分かり合えるのはファッションセンスや音楽など趣味を通じた仲間たちだ。えぇー?!と(個人的に)思う服を身に纏っている人とは、ほぼ100%気が合わない。これは筆者の長い人生における貴重な研究結果。彼氏彼女結婚相手など親しくお付き合いする人の選定基準として、だれかのお役にたてたら嬉しい。

誤解を招かぬようお断りしておく。相手の纏う服が自分自身の感覚とずれていないかどうかが親しくお付き合いするか否かの判断材料になる、という持論をシェアしているのであって、例えばフリフリのブラウスなどを平気で纏ってしまう若くない女性や、異常に露出度の高い服、なりふりかまわぬような身なりの人を否定しているわけでも、その気もさらさらない。また、身なりと生活水準は比例しない、と個人的に考えているので、この持論は経済的に恵まれない国や環境に生まれた人は当てはまらないとは思わない。なぜなら、ありあわせのもので最良の自分をプレゼンすることは、本人の意思次第でどうにでもなる。だから世界共通の性格診断の小道具になる。筆者は保護者管理下にあった高校生までは姉や叔母のおさがりの服のなかから好きなのを選んで繰り返し着ていたし(日中は制服があったので少ない数の服について不満に思うことはなかった)、黒のタートルやTシャツに好きな布で縫い合わせたスカートを合わせたり、サンフランシスコでの苦学生時代には古着屋やセカンドハンドショップを利用し、ニューヨークへ引っ越してからも最初の何年間か安月給時代にはH&MやZARAなどでセール品を漁ることで更に特価で服を仕入れ、なんとか格好がつくよう工夫して身なりを整えていた。

人はそれぞれに異なる『常識』を持つ。思考・行動・言動は、その人の持つ常識から成りたっている。『価値観の差』ともいわれるそれは、目には見えない。人が身に纏うものは、個々の性格が滲み出る世界共通のわかりやすい小道具なのだ。

本日の1曲は、パワフルなレニー・クラヴィッツを。

サンフランシスコで学生時代、友人に誘われてレニーのコンサートに足を運んだ。CDで聴いた音と寸分違わぬ音を出す実力はもとより、彼の圧倒的なかっこよさに度肝を抜かれ、ファンになった。ちなみに、コンサートに誘ってくれた友人はなんと、現在の夫であった…..!音楽好き仲間のひとりだった夫とは、筆者がニューヨークに越した後も、彼がライブを見にきたり、ガールフレンドと一緒にニューヨークへ遊びにきたりして、親交が途切れることはなかった。

それにしても、なんてしつこくて嫌らしいウィルスだろう。レントも支払わずにふてぶてしく地球に居座って図々しいヤツらめ。荷物まとめてとっとと人間界から出てっとくれよ。あたしゃまたレニーのコンサートに出かけたいんだから、早くしとくれ。

いつのまにかこんなムキムキの肉体派になっていたレニーもドラム担当の女性も依然若々しい。とくにギターの人は髪型からなにから、昔とちっともかわらない。 Lenny Kravitz – Are You Gonna Go My Way Live in Paris 2014

こちらが若かりし頃のレニーとバンドの人々。