新型コロナウィルスのこと

新型コロナウィルスが中国以外の国にも蔓延するようになり、しばらく経った。場合によっては死に至ることもあるウィルスということで大騒ぎになっているが、軽い風邪程度の症状が発するのみで、一週間ほどで治るケースもあると発表されている。現時点における世界の感染者数は42,638名、死者1,016名。致命率2.38%という割合をみれば、ウイルス発生源と見られている中国の湖北省武漢市在住者ではないかぎり、パニックに陥るようなことではない。健康に気をつけて免疫力を維持・向上させ、とにかく手洗いを頻繁に行い、事態が収まるまで旅行しない、できる限り人混みを避けることを忠実に守ってさえいれば、大げさな心配は不要であろう。春先に旅行を計画していたのだが、事態が収まるまで、じっとしていることにした。

アメリカは早々に訪米・帰米者を規制したことで、いまのところ被害は比較的最小限に抑えられてはいる。だが、油断はできない。私が暮らすマンハッタンは世界有数の観光地。これほどまでに世界中に蔓延しているという現実をみれば、もはや中国からの渡航者を制限するだけでは、ウィルス蔓延を100%防ぐのが可能かどうかについては疑問が残る。

わたしがニューヨークにおけるコロナウィルス感染状況を確認するのは、 週日朝10:30に更新されるニューヨーク市運営ウェブサイトから。そのほかウィルスに関する全般的なニュースについては、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなど信頼のおけるメディアやThe Centers for Disease Control and Prevention 疾病管理予防センターを利用している。ゴシップも載せているような胡散臭いメディアが発信するニュースには、一切目を通さない。信憑性に欠ける無責任な情報など目にしたところで時間的にも精神的にも消耗するだけ。最近、ニューヨークの地下鉄内で、マスクをした若いアジア人女性が黒人男性に暴力を振るわれる事件があった。もちろん、100%暴漢が悪い。どんな装いをしようと個人の自由という考えにも大いに賛成派だ。だがそれでも、マスクなどしている人はこれまで見かけたことのなかった街で、しかもこの時期にマスクをして出歩くというのは、どうかと思う。マスクの人とすれ違ったり地下鉄で出くわしたりしたら、わたしだって恐怖を覚える。だいだいからして、マスクごときでは100%ウィルスを広めたり感染防止することなど不可能なことぐらい、ちょっとリサーチすればわかることである。なぜなら、コロナウィルスはマスクの布目など楽に通過してしまう小ささだからだ。

現在までにニューヨーク在住者で感染の疑いが持たれたのは6名、うち5名はネガティブ、1名は検査結果待ち。また、旅行者1名に感染の疑いが持たれ入院していたが、検査結果はネガティブであった。

先週金曜からマンハッタンの対岸ニュージャージーに停泊していた客船は、ウィルスの感染が疑われた船客4名の検査結果が出るまで足止めされていた。日曜に出た検査結果は、全員がネガティブであった。翌月曜、バハマへ向けて出航した。船旅はお金と時間のある人がするものなので、年配の旅行者が多い。年配の方が感染してしまうと、厄介なことになる可能性が高いという。もし私がこの船客の一人だったなら、感染が確認されなかったこの機を逃さず下船し、まっすぐに帰宅するが、そのような例は聞こえなかった。

新型コロナウィルスについて信頼のおける情報源まとめ

The Centers for Disease Control and Prevention (CDC) 

ニューヨーク市運営ウェブサイト

New York Times (記事を読むには無料アカウント登録が必要になる場合があります)

Washington Post (最新情報は画面上方のU.S. coronavirusをクリック)