今週木曜11月28日はThanksgiving Day(感謝祭)。
現代では宗教的な意味合いは薄まっており、家族や親しい友人達が集まる大切な家族行事のひとつとして位置づけられている、アメリカとカナダにおける祝日だ。
感謝祭前後のマンハッタンは、独身族は実家へ、既婚カップルはどちらかの実家へ帰るなど、いづれにしてもマンハッタンを出る人々が非常に多く、街が閑散とする。大変に混雑するのは毎年恒例のメイシーズ主催パレードを観にマンハッタンにやってくる子連れの家族達で賑わう感謝祭当日と、最大セールがはじまる感謝祭翌日からその週末にかけてだ。クリスマスギフトショッピングで現金を持ち歩く人が街中に増えるために犯罪率も上がるこの時期は、外出は最小限にしたい。

過去数年の感謝祭や年末は、まだ友人だった頃から夫がニューヨークへ遊びにやって来て、レストランで一緒に祝った。
昨年はDean & DeLucaのケータリングを試した。猫たちと私たち夫婦みずいらずで美味しい食事を分け合い、暖かい我が家でくつろいだ感謝祭を過ごすのは想像以上に気に入ったので、今年も同じスタイルにした。

Dean & DeLucaは残念ながら破産してしまったので、今回はWhole Foodsのケータリングを試すことにした。
昨年は、小ぶりのターキーを感謝祭あとも2、3日間一生懸命食べ続けたが、やはり飽きてしまい、食べきれずに捨てる羽目になったので、今回のターキーは胸肉だけのハムのような塊になっているものにした。ターキー以外でセットに含まれるのは、スタッフィング、グリーンビーンズとShallotsの炒めたもの、マッシュポテト、ターキーに添えるソース2種(クランベリー・オレンジ、グレービー)。もちろんパンプキンパイもオーダーした。パンプキンパイには8部立て程度の生クリームを添えるのが好きだ。感謝祭前日の今週水曜午後に自宅から歩いて10分ほどのWholeFoodsブライアントパーク店でオーダーしたものをピックアップする。
レストランでは、店それぞれに様々な工夫を凝らした感謝祭ディナーを楽しめるが、どこも基本はターキーやハムがメインのメニュー構成だ。わたし自身は感謝祭もクリスマスも特に食事内容にこだわらない方だが、カナダ育ちの夫は感謝祭にはターキーを食べないと年末の気がしないのだとか。おせち料理がないと正月が来た気がしないのと同じような気持ちか。
この感謝祭をアメリカでお過ごしの方は、どうぞ素敵なホリデーを!
- WholeFoods 感謝祭ホリデーミールのオーダーの受付は明日25日まで
- 過去の感謝祭ディナーに利用したおすすめレストランは以下のとおり。どのお店も気取らないカジュアル寄りな環境で、サンクスギビングを祝うのにぴったり。
ターキーに飽きたらKajitsuの精進料理で胃を休めるのもオススメです。
<本日の1曲> Atoms for Peace – Default
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