いざ、キャッツキルへ
2日目、目的のキャッツキルへ。

山間の道を適当にドライブしてまわったあと、Main Streetというアートギャラリーやアンティーク店などがパラパラと並ぶ4、5ブロックほどのキャッツキルのダウンタウンにあたるエリアへ。小道をはいると住居がぎっちり建ち並ぶ坂道だった。


ひととおり練り歩き、カフェHiLoで一休み。
そのカフェは、学生時代に暮らしたサンフランシスコの雰囲気を彷彿とさせる極めてゆるい空気漂う空間で、心から寛ぐことができ大変気に入った。


ITバブルで沸く以前の、私が知るかつてのサンフランシスコの空気とは、例えばカフェやリテールショップのスタッフたちは『勝手にどうぞ?』的。やる気ゼロ。借りてきた猫みたいなよそよそしさ。だが決してスタッフの愛想が悪いワケではない。おっとりした、いわゆる片田舎にある街のそれだった。
対してマンハッタン、とくに私が暮らすミッドッタウン界隈のカフェやリテールショップの空気感といったら『寄ってらっしゃいみてらっしゃい!買って買って!』的。猛烈ギラギラ商売っ気満々。いつでも威勢がよく、つられてこちらまで元気が出てしまわざるを得ないこの街の気取らず親しみやすい空気感はいまも変わらず大好きだ。しかしながら、久々にゆるい空気に触れてみたら、この街のギラギラ感に少し疲れを覚えている自分に気づく。
キャッツキルで寛いだおすすめカフェ HiLo
<つづきはPart IIIで>
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