Bird’s-eye View　空からの眺め

旅をするといつも再確認する思いがある。

滑走路を助走する飛行機のスピートが上がり、上体が背もたれに押し付けられると、少しだけ不安が脳裏をかすめる。

墜落せずにちゃんと目的地まで辿りつけるだろうか。だいたい、身軽な鳥が翼の力と気流に乗って飛ぶことは自然だが、こんなにも重たい物体が空を飛ぶというのは、いまだに不自然に感じる。しかもそれを操縦するのは人間である。事故が起こる可能性はゼロではない。

しかし、いよいよ離陸し徐々に遠く小さくなってゆく景色を眺めているうちに、そうだった、距離を置いて全体を眺めれば、大概の物事は取るに足らない些細なこと、と思い出す。

迫力の摩天楼、自由の女神像もブルックリン橋も、空から眺めるとただの模型。わたしたち人間は、空から見たらちっぽけな点に過ぎない。大気圏外から見たら点でさえもない。

宇宙においては万事ミクロであること、心配事など取るに足らないちっぽけなことであることを再認識する。

そんなふうにして、高く澄み渡る秋晴れの空のような自由でおおらかな気持ちになり、長いフライトをゆったり楽しむ。

旅はいいですね。

今回はじめて試した猫シッターさんと猫達の相性が奇跡的に良いことが判明したので、今後は安心して留守にできます。

以前は猫ホテルに預けていたのですが、２匹のうちの一匹が非常に内気で、最後に預けた際、預けられている間じゅう狭〜いケージから一歩も出なかったと聞き、今回は猫シッターさんを試した次第。大成功でした。

このシッターさんは、マンハッタンミッドタウンウエスト界隈を中心に犬猫シッターとして活動されています。そう遠くない地域であれば出張してくれる可能性もあります。

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＜本日の1曲は、映画『2001年宇宙の旅』挿入曲　美しき青きドナウ＞