幽霊より断然妖怪派

9月初めに日本各地を旅した。

初めて訪れた鳥取県の境港(さかいみなと)では、街のいたるところで温かく迎えてくれるゲゲゲの鬼太郎登場妖怪たちに大はしゃぎ。紀行は後日あらためてお届けします。

今回は、こわかったお話。

初日は夕飯もとらず夕方早くからぐっすり眠った。夜遅く起きだして温泉に浸かる前にホテルの前の道に出て界隈を見渡した。そこでは妖怪たちではなく、黒い影に歓迎された。隣には相方がいたが、それが見えたのは私だけだった。続けざまに2つ見た。ホテルへ入る前に黒い影の行方を確認した。そこはお店らしき建物2軒の間になっていて、柵で行き止まりになっていた。

翌日は雨だった。例の場所を通り過ぎるとき、柵に目を凝らした。すると、男性らしき顔が雨のシミでくっきりと浮き出ていた。相方に確認すると、今度は彼にもおなじものが見えたので、立っていた鳥肌が少しだけ弱まった。急いで現場を後にした。こわいので写真はとらなかった。翌朝そのシミを確認すると、今度は女性らしき顔に変化していた。これで黒い影が二つ見えたことと辻褄があってしまった。

雲をじっと見つめていると色々な形に見えてくることがある。シミの件は雲の例とおなじ現象だったと信じたい。

幼い頃、霊とおぼしき浮遊物体を幾度か見た記憶から、その手の分野に怖れはないと思い込んでいた。でも実際に今回の体験では背筋が凍り、鳥肌が立ったことを実感すると更にこわさが増した。

この記事の下書きをしたのは日曜の25時40分。リビングルームの窓に向かって置かれた机に向かっていると、背後のオープンキッチン方面で物音がした。冷蔵庫の音だと思うが、タイミング的になんとなくいい気がせず、眠っている猫たちの位置を確認し、念のためベッドルームのドアを開けて相方が眠る姿も確認し、気持ちを落ち着けた。

締め切りに間に合わせて仕事を終えることが出来てほっとしたので、喫煙しに外へ出たかったが、エレベータにひとりきりで乗っているときの心理状態を想像し、躊躇した。

結局は階段を使って外に出た。エレベーターでお化けに会って悲鳴をあげても誰もたすけにきてくれないだろうから。日曜の夜中過ぎにビル内で他の住人に遭遇することは殆どない。月曜の勤務復帰に備え、夜中過ぎまで起きている人など稀だからだ。

 

私にはかつて一緒に暮らした亡くなった猫たち4匹がいつも側についていてくれる。たとえ霊に出くわしたとしても、猫たちが追い払ってくれるから心配はいらない。

<本日の1曲>青葉市子 コーネリアス – 外は戦場だよ

 

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