昨晩、フェリーニの『甘い生活』を久々に観た。
そのタイトルに因み、今回はパイ専門店リトル・パイ・カンパニーをご紹介。ヘルズキッチン界隈のおすすめシリーズ第6弾。
ブロードウェイ舞台俳優のArnold Wilkersonが、趣味の菓子作りからヒントを得て“お菓子作りの舞台”と銘打ち1985年にオープンした。
このお店の最大の魅力は“お菓子作りの舞台”である、道に面した大きなウィンドウ越しにパイ作り全工程を眺められること。

現地調達の厳選された新鮮な食材だけが使われているパイは、アメリカ的などっしり・こってり感満載な見た目に反し、意外にも甘さ控えめだ。

わたしが好きなのは、バナナクリームパイ。中のカスタードクリームもかなり甘さ控えめだが、たっぷり添えられた生クリームはさらに甘さ控えめで、バナナの美味しさを十二分に味わえる。大人2人にひとつで充分なボリューム。
お茶をしながらパイを楽しめるスペースもあるので、至近のタイムズスクエア観光ついでやブロードウェイミュージカル鑑賞前のひとときなどに立ち寄るのもいいでしょう。

<本日の1曲> Suicide – Keep Your Dreams (Live at CBGB’s, 1977)