ピーター フォンダ
ピーター フォンダの訃報をニューヨークタイムズ速報で知った。
映画『イージー ライダー』のピーターフォンダが大好きだった。大ファンというわけではなくとも、もうこの世界のどこにもいないと思うとさみしい。
イージーライダーは、文化のない国といわれるアメリカで、数少ない「アメリカ文化」の映画だ。
5、6レーンもあるような広いフリーウェイをビュンビュン走る車に混じり、渋いおじさまがハーレーダビッドソンにどっしりと跨り、車をすいすい追い越し走り去るのを時折見かける。彼らをみると、イージーライダーのテーマ曲が頭の中にこだまして、ピーター フォンダ、デニス ホッパー、ジャック ニコルソンがバイクで疾走する映画のシーンが目の裏に蘇る。車やバイクに特に興味はないが、このシーンばかりは、バイカーに憧れないわけにいかないのだ
だって、純粋にカッコいい。そう感じることに理由なんてないし、いらない。
ピーターフォンダの訃報から、そんなことにぼんやりと思いを馳せた。
Good night ピーターフォンダ。
いまごろはあちら側の世界でデニス ホッパーに合流し、いそいそとハーレーでツーリングに出かけているにちがいない。

この秋の映画再鑑賞リストにイージーライダーが加わった。
<本日の一曲> Steppenwolf – Born To Be Wild